便秘と腸

おはようございます。薬剤師の片岡です。まだまだ暑い日が続いていますが、夜間の気温も徐々に下がり朝から鳴り響いていた蝉の声もすっかりなくなりましたね。季節の変わり目は喉を痛める方が多いので、手洗い・うがいはしっかりとして喉のケアには注意をしてください。この間、長男と腕相撲をしてみた私、軽くひねってやろうと望みましたが…。あれ???一瞬で終わらない。顔を真っ赤にしながら頑張る長男を見て、知らない間に力がついているな~なんて感傷に浸りながら笑いながら「まだ負けない」と倒しました(笑)。たまには筋トレしないと油断してると負けちゃいますね。頑張ってもうしばらく親の威厳を守ります。

さて、今回は『便秘と腸』です。少し便秘気味だった私ですが、最近朝と夕にヨーグルトを食べています。するとかなり便通が快調です。ヨーグルトに含まれるビフィズス菌は腸内で酢酸を作り、この酢酸が腸の粘膜を保護したり、悪玉菌の増殖を予防します。そう!腸には善玉菌と悪玉菌が存在しており、善玉菌を多いと腸の環境も良くなり、悪玉菌が多いと腸の環境も悪くなるのです。

ちなみに、最近2.3日に1回ぐらい10分だけですが走っている私。このちょっとのランニングも腸の快調の要因になっているようです。ランニングのような有酸素運動は副交感神経を整えて、蠕動運動(腸の波打つような運動)を活発にしてくれます。

便秘で悩んでいる方、もちろん薬で解消する方法もありますが、できれば食生活と適度な運動で解消したい ですよね?他にもいくつか解消法を紹介します。

・排便習慣をつける…決まった時間にトイレに行くことで体が自然と便をもよおすようになります。パブロフの犬(毎日決まった時間に食事をすればよだれがおのずと出てくる話)ですね。あまり便意がなくても毎日トイレに行きましょう。

・お腹を温める…お腹が冷えると血液の流れも悪くなります。すると胃や腸の動きも悪くなってしまいます。なのでできるだけお腹を温めることを意識しましょう。特に暑い夏は冷たいものをとりがちです。消化不良の原因にもなるので冷たいものを食べたあとは温かいお茶などを飲むことをオススメします。

・お腹のマッサージ…すごく物理的ですが、外からマッサージをすることで腸の動きを助けて便通が良くなります。毎日寝る前などにしてみましょう。

・食事の見直し…食物繊維を多く摂る、水分補給をしっかりとなどはよく耳にすると思います。意外と忘れがちなのが、1日3食食べるです。近頃は朝ごはんを食べなかったり、無理なダイエットで食事を意識的に減らしたりすることで、腸が動かなくてもいい状態を作りがちです。お腹の周りにもたくさんの筋肉があります。使わなければその筋肉はなくなり動かなくなるのでしっかり腸を使ってあげましょう。

多分、皆さん知っていることも多かったと思いますが、『毎日続ける』が一番大事です。何事も。私も適度な運動をいつまで続くかは分かりませんが、しばらく続けようと思います。